2010年08月23日

小説書けてない人間が小説の書き方指南してどうするの


『新都社で人気作家になるための手引書』http://neetsha.com/inside/main.php?id=8207 第六章「新都社でも読まれる小説を書くために(下)」更新しました。三ヶ月ぶりです。

更新の遅れは作中でも書いていること以外に、これまでどちらかというと漫画作者に向けて書いていたので「遠くから客観的に見て書けること」だけで済んでいたのに、小説作者に限定したことで、対象に自分も含まれてしまうがゆえに、「僕なんかがこんなこと書いていいのか」という気持ちに襲われ、若干の罪悪感のようなものを感じていたからだと思います。プロでも人気作家でもないですからね。

第六章で書き忘れていたことに、「w」「wktk」「○○ェ……」といった、ネットスラング、2ch用語、知らない人には何のことかさっぱり分からない言葉は普段から使わないようにする、というのがあります。ですがこれはあまり賛同を得られそうな意見ではないし、忘れていて良かったなとも思いました。

あと『艦蹴り』http://namakuriimu.web.fc2.com/0000index.html のツーちゃんが可愛いです。
今年の夏は凄く暑いですね、ツーちゃんが可愛いです。
次回は「更新速度を保つために」です。『艦蹴り』二部のヒロインツインソードことツーちゃんがほんとに可愛いです。
posted by 泥辺五郎 at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

ツイッターノベル8/11〜8/17

夏バテ防止にたらふく食べているとお腹の肉がぽよぽよしてくるので気をつけましょう。気がついたら腹筋しましょう。腹筋割れたら見せびらかしましょう。見せびらかす相手を作りましょう。


8/11 135
 いつもはやることだけやってすぐに帰る女の家に珍しく長居した。女の新しい一面を見た気がした。(翻訳:いつもは本を返して、借りてすぐに帰る図書館だが、今日は珍しく居座って三時間ほど雑誌などを読み耽った。文芸誌で面白い短編を読んだので、早速その作家の著作を借りてみた)

8/12 136
 元猟師に聞いた話。三十年ほど前、山で人に似た者を撃ったという。獣を撃ちに来ていた彼は、突然の物音に驚き、襲われると思い引き金を引いた。ぎゃあという人に似た悲鳴があがり、それは山奥へと消えた。短い手が顔を押さえていた。足だけで2mはあり、他は人間同様だったという。

※ツイッターで怪談を呟き続けている神沼三平太(y1s)さんの文体と作風そのまんまな作。模倣は自重すべきだけどつい。

8/13 137
 途中から夢ではないと気付いたが引き返すことは出来なかった。「えらいことしちゃったねえ、あんた」いつの間にか後ろに警官が立っていた。「俺さあ、道の向こうでずっと見てたの。職務上止めなきゃいけないんだけどさあ、ぶふっ」と彼は吹き出した。つられて笑うと警棒で殴られた。

8/14 138
 お盆の大交通渋滞に巻き込まれ、クーラーの壊れた車内で汗を流した。服が肌に張りついて気持ち悪く、外から見えないところなら問題ないだろうとズボンを脱いだ。退屈した悪ガキどもが道路上で鬼ごっこをしている。覗かれ、フルチンだ! と叫ばれた。早く目的地のサウナに着きたい。

8/15 139
 父がテレビに腹を立てている。偏向報道が著しいとか、馬鹿なタレントがはしゃぐ有様を見せるだけの何がバラエティだとか、最近のJ-POPはつまらんとか。「お前もそう思わんか」と聞いてくるが、僕はまともにテレビを見てないので何も言えない。批判出来るほど触れていないのだ。

8/16 140
 もう人には戻れないと悩みながら海中を漂っていると、通りすがりの海蛇が「君は人間だよ。見た目も考え方も」と忠告してきた。でも僕は水で膨れて、息もしてなくて。「違う自分になるなんて妄想するのは人間だけだよ。エラ呼吸してから言いなよ」だからもう呼吸は出来ないんだって。

8/17 141
 昨日は回転していたよ。一日中ぐるぐるしていた。三半規管がおかしくなって、内臓もいくらか位置がずれてしまった。一緒に回転していた人の中には目鼻が落ちた人もいたよ。表向き回転が禁止されてるのは知ってる。でも回らずにはいられない。真っ直ぐ生きていくのには疲れたから。

posted by 泥辺五郎 at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイッターノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月17日

小説を探しています

文藝新都の「夏の文藝ホラー企画」http://neetsha.com/inside/main.php?id=8937 に滑り込みで参加しました。一番最後の『小説探し』という作品です(いや、既に『ソフトBL怪談集』で参加してますが……)締め切り日に用事が出来たので間に合わないと諦めていたものの、最後まで構想は出来ていたので、帰宅後夜23時から突貫作業で三千文字を書き加えました。

やっぱり無理があったようで、「エクソシスト」と表記すべきところを「オーメン」と書いてしまっています。企画作品はアップロード後自分で修正出来ないので気をつけないと駄目ですね。

仮タイトルは『こわさがし』でした。怖いもの探し、怖さ餓死、怖さ=死、壊さないことが詩、と何でも読み取れるような意味で。でも狙い過ぎて寒かったので、アップ直前に『小説探し』へと変更。
読んでいただけるとわかるかもしれませんが、小説というよりも、ほとんど身の回りの出来事を綴っただけの話です。ホラー小説を書こうとするもうまく書けないでオタオタしている人の話。
G先生の『新訳 メリーさん』に触発されて『超訳 ペリーさん』(大量のペリーが「開国してくださーい」と言いながら迫ってくる話)を考えはしましたが書きはしませんでした。

まだ全部に目を通したわけではありませんが、個人的にピンポイントで一番怖かったのは空気先生の『こわい』でした。
posted by 泥辺五郎 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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