2010年10月03日

ツイッターノベル9/22〜9/28

やっぱり朝に書いて一日を始めてしまえば、その充実感で一日を乗り切れる気がするけれど、短すぎる話ばかり書いて満足していてもそれはそれで駄目なのだと思う今日この頃、少しインポテンツ気味でしたが無事元気なちんちんに戻りました。


9/22 178
 対戦格闘ゲームなどを金を賭けて行う、裏ゲーセンと呼ばれる違法賭博場がある。賭け金は百円から一万円までと幅広いので、弱いなら弱いなりの所でやれる。一万円コーナーはもう鉄火場で、ゲームを飛び出してリアルファイトになり、波動拳を出せる者も出て来たとか。金の威力は凄い。

※でも賭ける金額とは別に1プレイ百円が必要なので最低金額が百円のところはあまりない。

9/23 179
 男の乳首は役に立たない、無意味だという人もいるけれど、喩えるなら観賞用の造花なんだ。大きな花、ピンクの花、黒い花、グロい花がある。時には存在を忘れられる。だけど誰かの心の慰みになれる可能性はゼロじゃない。だからこうして君に見せてる。触ってくれても構わない。ほら。

9/24 180
 電車に撥ねられた。幸い傷は浅く、駆け寄つてくる駅員を戻して私は歩き出した。道端にトカゲがおり、脅かしてやらうと石を投げると見事命中してしまつた。しかし遠目で分らなかつたがトカゲではなくワニであつた。襲つてきたが素手で嬲り殺せた。すつかり秋だ。柿でももぎに行かう。

※志賀直哉「城の崎にて」のパロディ

9/25 181
 半透明の猫に会う。内臓が透けている。なあと鳴く。近くで死んでいた鴉の羽根をちぎって振るとじゃれついてくる。なあ、と鳴く。撫でれば毛の感触はあるが長くは撫でさせてくれない。別れてから振り返るとさっきの鴉に噛みついていた。半透明の中に黒が侵入している。黒猫の誕生だ。

9/26 182
 人が飛んでる。人が飛んでる。時々落ちてる。腐って落ちてる。夏が終わると一斉に現れる飛ぶ人達はすぐに死ぬ。人の体を長く飛ばせるほどの羽根などない。内臓を尻から落としている。手足も腐り当然脳も腐り考えることをしていない。それでも墜落した人達の顔はどこか幸せそうで。

9/27 183
 詩人は食えたもんじゃない。骨張っていて言葉が貼り付いていて臭みが酷い。どぶに湧いてるのも賞を貰ってるのも味に大差はない。その点画家は安いのは不味いが高級品は軽くトリップ出来るほど美味だ。しかし私は金がないので今日も三食詩人で済ます。こちらの血液にも言葉が混ざる。

9/28 184
 自己満足のために書く。人を楽しませたいから書く。性的欲求に従い書く。友達や恋人が欲しくて書く。後書きを書きたくて書く。SMプレイの一環として書く。やむにやまれぬ事情がありエロく書く。性癖として書く。露出趣味の一形態として書く。書きたいから書く。何でもいいと思う。


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2010年09月25日

ツイッターノベル9/15〜9/21

まとめるのを忘れてた。朝にいろいろするようになった。腹筋鍛えるという決意は忘れてた。眠くなった時に眠るようになった。


9/15 171
 彼女の性器を覗き込むと、五年前行方不明になった父が居た。思わず「こんばんは」と他人行儀な挨拶をした。彼女に告げると、二年ほど前先輩から譲ってもらった膣内ペットだという。彼女の中に入れると筒先をくすぐるものがあった。さっき見た父の顔は幸せそうだったからまあいいか。

9/16 172
 情報通を自認する知人がいて、どこの課の○○は〜、隣のビルの警備員は〜、と知る必要のない人物の事までぺらぺらと喋る。ある時話しているのが僕だというのを忘れて僕の情報を開陳し始めた。気配りは出来るが女の人の尻を目で追う癖がある変態、と言うのでうんうんと頷いておいた。

9/17 173
 クラス内で「逆襲のシャアごっこ」が流行した。ドッジボールに核爆弾を混ぜて投げたりするんだけど、クェスの真似して宇宙服着ないで宇宙空間に飛び出す奴が出て来て、学校から禁止令が出されてしまった。現実と虚構の区別がつかない人をごっこ遊びに入れると台無しになってしまう。

9/18 174
 現場を見ないで判断しないでくれ。製品のあがる量が少ないのは、資材の質が悪かったり、機械が慢性的なトラブルを起こしたり、ベテランの人が病気で抜けたり、俺がサボったりしているせいだ。それを「現場の連中がトロいから」などと勝手に決めつけるな。いいか、悪いのは俺だけだ。

9/19 175
 ダンスフロアに仕掛けた爆弾が弾け、僕は爆音と閃光に包まれた。ブギー・バックはステージで微笑みながらベースを弾き続けていた。床に転がるまだ息がありそうな誰かの喉を別の誰かが踏み潰した。悲鳴と絶叫が響く中、ブギー・バックのベースラインに合わせて僕は体を揺らし続けた。

9/20 176
 神童と騒がれていたSも東大に入るのに二浪したし、ピンポンダッシュ選手権で世界一になったNだって正式な陸上競技では五輪で銀メダル止まりだった。天才も二十歳過ぎればただの人っていうけど、俺達凡才は二十歳過ぎたらただの肉なんだよな。俺の缶詰、買ってくれる人いるかなあ。

9/21 177
 業績が悪化して仕事が減り、それでも社員に定時前に帰らせず、社内を掃除させた。当然社員は次々と辞めていったが、掃除のプロは育成され、傾いていた社は清掃会社として生まれ変わった。それがダスキン設立秘話なんだけど勿論嘘だ。四日連続残業なしだと不安になって仕方ない。


posted by 泥辺五郎 at 00:25| Comment(3) | TrackBack(0) | ツイッターノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

ツイッターノベル9/8〜9/14

200編を機にツイッターノベル休止しようか思案中。最近、質は安定してきたけれど冒険しなくなってる気がする。


9/8 164
 落とした眼球が見ているパソコンラックの下には、埃にまみれたもう一つの眼球があった。片方の視界に靄がかかっていたたのはこのせいか。手を伸ばすが焦点が合わないためにあらぬ方向へ行き、どの眼球にも届かない。面倒になり両腕も落としてみた。元に戻す方法はこれから考える。

9/9 165
 彼女には妻の意識がなく、平気で他の男と旅行に行く。彼女には罪の意識がなく、その男の首を絞めて殺したりする。そんな時だけ私を夫として利用し手伝わせる。今日も家に帰ると新しい男と妻が同衾しており男は慌てていたが、どうせ殺されるのだろうからと責めることもしなくなった。

9/10 166
 隣家の玄関先で飼われている馬は人語を話す。「今日雨降るよ、雨!」「奥さんに謝っとくといいよ、長引くと辛いよー」「人参いらない、人参いらない、やっぱ人参ちょうだい!」雨は降らないし私に妻はいないし人参もあげない。話すことが出来る動物がみんな賢いわけでもないらしい。

9/11 167
 過激派芸人として知られる吉田テロ、本名吉田哲朗容疑者が自身のブログで「仏教をぶちのめす」と犯行予告を行いました。通報を受けた警官が容疑者宅に踏みこむと、半狂乱で木魚を叩く容疑者を発見、逮捕しました。続いて世にも珍しい件(くだん)の双子の赤ちゃん誕生のニュース……

9/12 168
 市販のサプリメントを数種、ある割合でもって服用すると、幻覚作用を引き起こす。「サプリメント中毒」と呼べるくらい大量に摂取している人の中には、知らずにこの種の取り合わせに辿り着いた人達である。彼らは他人に「自分は物凄く健康だ!」と触れ回ることが多いが害はない。

9/13 169
 昔、道徳の授業で「反抗期における模範的反抗行為のやり方」を習った。暴力沙汰や金銭関係は問題になるので、息子から母親へは「くそばばあ!」、娘から父親へは「お父さん臭い」など、言葉で反抗心を表わすと良いと書かれていた。うちは爺ちゃんしかいなくて使う機会なかったけど。

9/14 170
 毎月来ていたアレが来ない。結婚なんてしたくない。早く来てお願いだから、と祈っていたらついに来てくれた。若い男を漁るために裏山からアレが降りてきた。父の借金を帳消しにする代わりに、私に結婚を強要していた庄屋の息子を攫っていってくれた。山姥の冨野アレは私の曾祖母だ。
posted by 泥辺五郎 at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイッターノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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