2010年09月25日

ツイッターノベル9/15〜9/21

まとめるのを忘れてた。朝にいろいろするようになった。腹筋鍛えるという決意は忘れてた。眠くなった時に眠るようになった。


9/15 171
 彼女の性器を覗き込むと、五年前行方不明になった父が居た。思わず「こんばんは」と他人行儀な挨拶をした。彼女に告げると、二年ほど前先輩から譲ってもらった膣内ペットだという。彼女の中に入れると筒先をくすぐるものがあった。さっき見た父の顔は幸せそうだったからまあいいか。

9/16 172
 情報通を自認する知人がいて、どこの課の○○は〜、隣のビルの警備員は〜、と知る必要のない人物の事までぺらぺらと喋る。ある時話しているのが僕だというのを忘れて僕の情報を開陳し始めた。気配りは出来るが女の人の尻を目で追う癖がある変態、と言うのでうんうんと頷いておいた。

9/17 173
 クラス内で「逆襲のシャアごっこ」が流行した。ドッジボールに核爆弾を混ぜて投げたりするんだけど、クェスの真似して宇宙服着ないで宇宙空間に飛び出す奴が出て来て、学校から禁止令が出されてしまった。現実と虚構の区別がつかない人をごっこ遊びに入れると台無しになってしまう。

9/18 174
 現場を見ないで判断しないでくれ。製品のあがる量が少ないのは、資材の質が悪かったり、機械が慢性的なトラブルを起こしたり、ベテランの人が病気で抜けたり、俺がサボったりしているせいだ。それを「現場の連中がトロいから」などと勝手に決めつけるな。いいか、悪いのは俺だけだ。

9/19 175
 ダンスフロアに仕掛けた爆弾が弾け、僕は爆音と閃光に包まれた。ブギー・バックはステージで微笑みながらベースを弾き続けていた。床に転がるまだ息がありそうな誰かの喉を別の誰かが踏み潰した。悲鳴と絶叫が響く中、ブギー・バックのベースラインに合わせて僕は体を揺らし続けた。

9/20 176
 神童と騒がれていたSも東大に入るのに二浪したし、ピンポンダッシュ選手権で世界一になったNだって正式な陸上競技では五輪で銀メダル止まりだった。天才も二十歳過ぎればただの人っていうけど、俺達凡才は二十歳過ぎたらただの肉なんだよな。俺の缶詰、買ってくれる人いるかなあ。

9/21 177
 業績が悪化して仕事が減り、それでも社員に定時前に帰らせず、社内を掃除させた。当然社員は次々と辞めていったが、掃除のプロは育成され、傾いていた社は清掃会社として生まれ変わった。それがダスキン設立秘話なんだけど勿論嘘だ。四日連続残業なしだと不安になって仕方ない。




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2010年09月16日

ツイッターノベル9/8〜9/14

200編を機にツイッターノベル休止しようか思案中。最近、質は安定してきたけれど冒険しなくなってる気がする。


9/8 164
 落とした眼球が見ているパソコンラックの下には、埃にまみれたもう一つの眼球があった。片方の視界に靄がかかっていたたのはこのせいか。手を伸ばすが焦点が合わないためにあらぬ方向へ行き、どの眼球にも届かない。面倒になり両腕も落としてみた。元に戻す方法はこれから考える。

9/9 165
 彼女には妻の意識がなく、平気で他の男と旅行に行く。彼女には罪の意識がなく、その男の首を絞めて殺したりする。そんな時だけ私を夫として利用し手伝わせる。今日も家に帰ると新しい男と妻が同衾しており男は慌てていたが、どうせ殺されるのだろうからと責めることもしなくなった。

9/10 166
 隣家の玄関先で飼われている馬は人語を話す。「今日雨降るよ、雨!」「奥さんに謝っとくといいよ、長引くと辛いよー」「人参いらない、人参いらない、やっぱ人参ちょうだい!」雨は降らないし私に妻はいないし人参もあげない。話すことが出来る動物がみんな賢いわけでもないらしい。

9/11 167
 過激派芸人として知られる吉田テロ、本名吉田哲朗容疑者が自身のブログで「仏教をぶちのめす」と犯行予告を行いました。通報を受けた警官が容疑者宅に踏みこむと、半狂乱で木魚を叩く容疑者を発見、逮捕しました。続いて世にも珍しい件(くだん)の双子の赤ちゃん誕生のニュース……

9/12 168
 市販のサプリメントを数種、ある割合でもって服用すると、幻覚作用を引き起こす。「サプリメント中毒」と呼べるくらい大量に摂取している人の中には、知らずにこの種の取り合わせに辿り着いた人達である。彼らは他人に「自分は物凄く健康だ!」と触れ回ることが多いが害はない。

9/13 169
 昔、道徳の授業で「反抗期における模範的反抗行為のやり方」を習った。暴力沙汰や金銭関係は問題になるので、息子から母親へは「くそばばあ!」、娘から父親へは「お父さん臭い」など、言葉で反抗心を表わすと良いと書かれていた。うちは爺ちゃんしかいなくて使う機会なかったけど。

9/14 170
 毎月来ていたアレが来ない。結婚なんてしたくない。早く来てお願いだから、と祈っていたらついに来てくれた。若い男を漁るために裏山からアレが降りてきた。父の借金を帳消しにする代わりに、私に結婚を強要していた庄屋の息子を攫っていってくれた。山姥の冨野アレは私の曾祖母だ。
posted by 泥辺五郎 at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイッターノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月08日

ツイッターノベル9/1〜9/7

整理すると
シコースキー ロッテ-巨人-帰米-ヤクルト-ロッテ-西武
オーティズ オリックス-ロッテ-メキシカンリーグ-ソフトバンク
フェルナンデス ロッテ-西武-楽天-オリックス-西武
ラロッカ 広島-ヤクルト-オリックス

シコースキーとラロッカのヤクルト時代の記憶がない。

9/1 157
 時折部屋の湿度が上がる。窓は開けているし扇風機も回している。誰かがいるのだ。それも一人ではなく五、六人が。目を瞑り耳を澄ませば息遣いも聞こえる気がする。蒸し暑さに耐えられなくなると僕はトランクスを下ろして自慰を始める。気を遣って「彼ら」はどこかへと帰ってくれる。

9/2 158
 ええ、包丁を落としたのは私です。百円ショップで買ってすぐに。昔から粗忽者でして。それを拾った子供が、いじめっこを刺してしまったのは不幸な事でした。刑事さん、私は何かの罪に問われるのでしょうか。ところで、あと二千本程の包丁を各地で落としてしまっているのですが……。

9/3 159
 私には父がいない。そして乳がない。母は普通にあるというかかなり大きめなのに娘の私はAもない。これは父親がいないせいだ。身近に異性がいなかったから女性ホルモンの分泌量が少なかったのだ、と母に主張すると「お父さんも胸なかったよ」と切り返された。遺伝なら仕方ないや。

9/4 160
 漢字小テストが終わった後、一問書けなかったので隣の子に訊ねた。彼は机に答えを書いて教えてくれた。休み時間、机に残されていた漢字を見つけたいじめっこが、カンニングではないかと彼を責めた。違うよ、と言って彼を庇えたのかどうか、二十年経った今では思い出せないでいる。

※ノンフィクション

9/5 161
 早朝に散歩して物を拾う。夜の間に落とされ暗闇の中で見失われた物も、朝の光の前で露わになる。折れた携帯電話や耳付きピアス、恨み事しか記されていない日記帳。それらを拾い集めながら、同じように落とし物を収拾する少女を今日は見ないなと思っていたら、彼女自身が落ちていた。

9/6 162
 現場の勝手が分からずおろおろする可愛い上司と、小さな事ですぐ切れる少年のような心を持った上司と、仕事は出来るがデブでハゲで腋臭の上司がいる。一人を選べず全員と付き合っていると、優しいだけの上司に叱責された。どうして何の魅力もない人でも言葉を使えてしまうのだろう。

9/7 163
 お住まいはどちらですか。肥後ですか。肥後のどの辺り、ああ熊本ですか。で、熊本の船場と。船場山には狸がおりますね。猟師が狸を撃ちますよね、煮て焼いて食います。あれ美味しいですよね。その後は木の葉を被せて……ああはい、調査は終了です。次の方、お住まいは籠の中ですか。

posted by 泥辺五郎 at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイッターノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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