2010年03月06日

前奏と本紹介


「僕らはみんな死んでいく」
第二章始めました。第一話「マイクテスト前奏曲」をアップ。作中に出てくる「フラナリー・オコナー賞」は実在する賞。

最近小説のことを考えることが多くなった。でも結局何もわからない。

ブログのコメントでお勧めの本など教えて欲しいと言われたので、いくつか選んでみました。半年くらい前のコメントに対してまだ返事を考えているような段階で、今回は即反応するのは何か酷い気もしますが。

僕の好きな小説家というのは大体、物語性に重きを置いている人より、文体が好き、という場合が多いです。極端な話、ある作家の文体が大好きなら、お勧めの本はその作家の本全て、ということになります。それでは却って読んでもらえませんね。
また、ある本が自分に多大な影響を与えている、といっても、それを読んだタイミング、その本に関連した出来事などが重要だった場合もあり、他人には参考にならないかもしれません。古典的名作と呼ばれる類のものは、時期がくれば自然と自分から手を出したくなるだろうから、敢えてあげる必要もないかと思います。

というわけで、今の自分の頭にぱっと浮かんだもの、これまで数回読んでいるもの、一度しか読んでないけれどまた読み返したいな、と思っているものをあげておきます。

『楢山節考』深沢七郎
映画化もされ世界的に有名なので紹介省略。

『懐かしい年への手紙』大江健三郎
大江作品は全作品を読んでいるとより楽しめるのですが、そうもいかないと思うので、中期? で一番の作品を。

『日本文学盛衰史』高橋源一郎
漱石・鴎外・啄木・透谷……明治・大正を彩った文学者たちの清冽で偉大な生き様を活写した日本文学史の集大成(紹介文に若干の誇張と嘘あり)。

『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男
古川作品は他にも『ロックンロール七部作』『聖家族』なども。不思議と自分の文体などへの影響は少ないようなので、いつか疾走する文体で何か書きたいです。

『残光』小島信夫
読んでいる最中にいろいろなことを考え始めて頭がぐらぐらになっちゃって、小説に関する固定概念なんか吹っ飛んでしまう。発表時著者90歳。遺作に。

『バースト・ゾーン 爆裂地区』吉村萬壱
スカトロ趣味・グロ趣味のある人にお勧めなのが吉村萬壱の諸作。芥川賞受賞作『ハリガネムシ』は、氏の作品で一番物足りない気がします。

『十一月の少女』森内敏雄
個人的な思い入れの強い作品。紹介作家の中では極端にマイナーなので、読める機会は少なそうですが。

『フラナリー・オコナー全短編』フラナリー・オコナー
短編はあれやこれやあげるときりがないので、これに集約。

他には、大体こんな作家が好きです、といった意味で作家名をあげておきます。小説家の書くエッセイ集などはほとんど読まないので、あくまで読んだのは小説に限られています。


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posted by 泥辺五郎 at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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